大河ドラマアンコール、BSプレミアムでの『葵徳川三代』の放送が最終回を迎えました。
2000年に放送された大河ドラマですから、もう20年も前の作品になります。
ドラマは豊臣秀吉の死の翌朝から江戸幕府を樹立した徳川家康、秀忠、家光の三代の時世を、関ケ原の戦い、豊臣政権の消滅、朝廷との関係、徳川幕府成立の過程を描いています。
目次
2000年の頃の私
2000年の頃、私は毎日が忙しく、本放送は観ていません。
長男の中学受験を前にせっせと塾への送迎やら、娘たちのダンスのレッスンの送迎やら、余裕がありませんでした。
カントリードール作りやパッチワークが好きで、それらの作品を売るバザーを計画したり、店に置いてもらったりしていました。その作品作りや企画も忙しかった。
でも楽しかったな。
『葵 徳川三代』
この1年『葵徳川三代』観ていましたが、う~ん、20年前の大河ドラマってこんな古くさい台詞の言い回しだったっけ?って感じで、私はあまり夢中になれず、観たり観なかったり・・・という視聴でした。
私は石田三成が好きですが、江守徹氏演じられる石田三成の台詞がとくに難しくて、聞いていて意味がわからないこともしばしば💦
関ケ原の合戦は、壮大なスケールでしたが、みんなきっちりと鎧兜を装着しているせいもあり、誰が西軍で誰が東軍かわけわからず、物語についていけなかった。
『葵徳川三代』の総集編は3月30日㈪午後6時~7時まで、4夜連続で放送されます。
家康を津川雅彦氏、秀忠を西田敏行氏、家光を尾上辰之助氏が演じられ、豪華な俳優陣女優陣ベテラン勢が熱演されていました。
その他、若き日、幼き日の小栗旬さんや山田孝之さん、福田麻由子さんや松本まりかさんなどたくさん出演されています。
で、最後は春日局役の樹木希林さんに全部もってかれた感じがします。
樹木希林さん、素晴らしい。
春日局
春日局は何度もドラマや映画で主要人物として描かれていますし、大河ドラマでも主人公になっています。
春日局は本名は「ふく」、明智光秀の重臣であった斎藤利三の娘。本能寺の変で父斎藤利三が処刑されてから、苦悩の幼少期を過ごします。
親戚筋であった稲葉正成と結婚した後も苦労の連続。
そんな人生に区切りをつけたかったのか、「将軍家の乳母募集」に飛びつき、20倍の倍率を突破して、家康の目にとまり、徳川家の竹千代(後の家光)の乳母になります。
家康は、かねてより斎藤利三の武士としての才覚を認めており、それが利光の娘ふくを乳母に抜擢した理由のひとつと言われています。
『麒麟がくる』ではどんなふうに描かれるんでしょうか。
なお、斎藤利三は本木雅弘さんが演じている斎藤道三とは別の系譜で、本来の美濃斎藤氏の一族です。諸説あり・・・ですが
樹木希林さん
先週7日のNHK『土曜スタジオパーク』のゲストは、その美濃のマムシこと本木雅弘さんでした。
灰色の亀甲柄の大島紬の着物と黒い袴、黒い足袋ブーツ姿の本木さん。着物は義母である樹木希林さんの形見だそうです。
樹木希林さんについて愛情深く語っていらっしゃいました。
樹木希林さんは物をとてもとても大切にされる方で、「使ってこそなんぼ」の精神の持ち主。数々の賞でいただいたトロフィーも飾っておいたりしまっておくのではなく、たとえばランプにリメイクして使用していたそうです。
いろいろな方が着なくなったセーターを引き取り、ほどき、編みなおす。
スタジオの隅っこなどでモチーフに編み、素敵なブランケットに仕上げるのだと紹介してくださいました。
いらない物は捨てなくちゃ・・・と日々物を減らす生活をしている私ですが、やっぱり本音は樹木希林さんのように物を生き返らせるような生活をしたい。無理だけど。生き返らせる前にゴミ屋敷にしちゃうから💦
何年も前に観たドラマで、樹木希林さんが台所でものすごいスピードでゴボウをささがきにしている姿を思い出します。たぶんTBSの『輝け隣太郎』だと思う
台所仕事も和裁も手仕事も、実生活でも何でもできた女性だったんだなと感心します。