昨日の『麒麟がくる』の代替番組は、1996年放送『秀吉』
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1996年、その時私は
私は『秀吉』は見ていません。
1996年といえば、3人の子供たちは小学校入学だの幼稚園だのとまだまだ目の回る忙しさ。
私は長きにわたって大河ドラマを観ていない時期がありましたが、1996年もそのド真ん中の時代であります。
大河ドラマだけではなく、他のドラマもほとんど見ていませんでした。
月9の『ロングバケーション』だけは見てました(笑)
『ロングバケーション』では松たか子さんがとても印象的で、その松たか子さんが『秀吉』で淀殿を演じていらっしゃいました。
淀殿登場のシーンはリアルタイムで見ました。
淀殿
私が高校生くらいまでは、歴史小説を読んでも『
高校生の時に読んだ本に「『
当時、家にあった本で読んだのですが、おそらく『人物日本の女性史』でみた一説だと思います。現在はもうわが家にはありません。購入も難しいかもしれません。
Wikipediaで調べると、その「『淀君』不自然説」は歴史学者の小和田哲男氏が主張し、田中貴子氏が追随したようです。
私が読んだ文章は来水明子氏のようだった気がします。
遠い昔のことなのではっきりと記憶にあるわけではありませんが。
それからまもなくNHK大河ドラマでも、1987年の『独眼竜政宗』を最後に『
豊臣秀吉
秀吉は天文6(1537)年尾張国中村(名古屋市)の弥右衛門となか(のちの大政所)の子として生まれました。
弥右衛門は信長の父信秀の足軽でしたが負傷して村に帰り百姓となったもののまもなく病死したといいます。
もともと村の有力な百姓で武士への道を進んだのですが断念したのでしょう。
秀吉の幼名は日吉丸。
はじめ寺にいれられましたが、それを嫌い、亡き父の遺した永楽銭1貫文をもって家を出、商いをしながら遠江に行き、今川義元の家臣松下之綱(松下嘉兵衛)に仕えます。
しかしそこにいられなくなって信長のもとに行き草履取りとして使えます。
やがて信長に評価され用いられていくのです。
私は見ていませんが大河ドラマ『秀吉』でもこの立身出世話がおもしろいのでしょう。
ただ残念ながら、晩年の秀吉の狂気な姿の描き方がなかった。
これはご本人の竹中直人さんもおっしゃっていました。
2014年『軍師官兵衛』で演じられた豊臣秀吉は、そこそこ晩年の姿がありましたが、それでも物足りなかったかな。
おね
沢口靖子さん演じるおねは美しかったですね。
沢口靖子さんは今BSプレミアム大河ドラマアンコール『太平記』でも足利尊氏正室を美しく演じていらっしゃいます。
沢口靖子さんは永遠の清純派。側室というよりは正室のイメージなのでしょうね。
「信長さまぁ~♡」とジャニーズおっかけのように、織田信長におにぎりをあげようとする姿は可愛い。
そのおにぎりを横取りして、むしゃむしゃほおばる秀吉が汚い(笑)
沢口靖子さん美しすぎて、『太平記』でも鎌倉の田舎武士の娘に見えない。『秀吉』でも尾張朝日村で生まれた姫に見えない。田舎に迷い込んだフランス人形にしか見えない。
大河ドラマ『秀吉』
見どころはいろいろあります。
石田三成の幼少期佐吉をまだ幼かった小栗旬氏が演じられています。
その小栗旬氏は2009年『天地人』で再び石田三成を演じていらっしゃって、第21話では『秀吉』での小栗佐吉シーンが流れます。NHK大サービス!
ちなみに私は『天地人』も見ていません。
秀吉にスポットを当てた場合は、光秀を「悪」に徹底する場合が多いのですが、この物語はそうではなかった。
明智光秀役は村上弘明さんで、クールな光秀設定は悪くないですね。
村上英明さん談「逆続というイメージを払拭するヒューマンな光秀」
野際陽子さん演じる光秀の母が、磔にされる場面は心えぐられそうになった。
『麒麟がくる』で石川さゆりさんはどのように演じられるのかなぁ。
でも磔は、2017年『おんな城主 直虎』の小野政次の磔シーンが強烈すぎてあれに勝るのは難しい。好みですが。
しかし20世紀の終わりから21世紀初めに視聴率良かった大河ドラマって、『独眼竜政宗』しかり、『利家とまつ』しかり、なんだかホームドラマ。この『秀吉』も例外にあらず。
側室もたない。『秀吉』のように側室もっても正室が1番大事。
2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』主人公北条義時の真っ黒な生涯を小栗旬さんはどのように演じられるのでしょうねぇ。
今日参考にさせていただいた本はこちらです。