NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』はお市の方が嫁いだ浅井長政と一戦交えることとなりました。
そう、有名な金ケ崎の戦いです。
越前の朝倉を攻めるべく、永禄13(1570)年4月20日、織田信長・徳川家康連合軍は3万の軍(『言継卿記』)を率いて京を出陣します。
456年前の今日です。
出陣中の4月23日に元号が元亀と改元されたわけですが、4月5日放送の『豊臣兄弟!』では信長は元亀という元号を「わしは、好かん」と言ってましたね。

目次
お市の方が送った小豆袋の逸話
金ケ崎の戦いについては、『どうする家康』を放送していた3年前の今日も記事にしています。
織田方が優勢に合戦を進めていきますが、信長の義弟である浅井長政が裏切ったという情報が入ります。
越前攻めからの浅井の裏切り、というか同盟破棄の顛末は過去に何度も大河ドラマで取り上げられています。
これは有名な「お市の方から送られた小豆の袋」で信長が知るという逸話がありますが、『豊臣兄弟!』では柴田勝家の報告にて知るところとなりますが、お市の方からは両端を縛った袋に入った小豆袋が送られていました。
『どうする家康』ではお市の方の侍女
信長は侵略マシン
裏切りの情報を聞いても、信長は「虚説たるべき」(『信長公記』)と述べ、とりあわないのですが、次々に入る知らせに事実と認めざるをえなくなり、挟み撃ちを怖れた信長は撤退を決意し、琵琶湖の北岸を通って京都へと引き上げます。
信長の兵は3万。
対する朝倉は1万3000くらい。浅井は5000。
兵数だけ見ると信長に有利な感じがしますが、「挟み撃ち」は兵数を超えて怖いらしいです。
池上裕子先生(成蹊大学名誉教授)の言葉を借りると「信長は侵略マシン」です。
越前は信長の本領の美濃の隣国です。
領地を拡大することが第一義であれば、越前攻めは実に妥当な戦略かもしれません。
黄金の日日
他の大河ドラマでも何度も金ケ崎の戦いは描かれてきました。で、小豆袋は…というと。
私が最も好きな大河ドラマのひとつに挙げている『黄金の日日』では小豆袋は登場していません。
商人である呂宋助左衛門が主人公であり、織田軍に鉄砲を届けようとするエピソードがありますが、これは創作でしょう。
浅井離反を知ったのは信長軍の諜報網でした。
おんな太閤記
『豊臣兄弟!』以外で秀長の登場シーンが最も多いと思われるのが『おんな太閤記』ですが(秀長役は中村雅俊さん)、『おんな太閤記』ではお市の方は両端を縛った小豆袋を信長に送ります。
夏目雅子さんが演じられたお市の方は歴代でも私の中で5本の指に入るハマり役です。
麒麟がくる
ドラマの主人公が、信長を説き伏せて撤退させるというスタイルはありがちで、『豊臣兄弟!』もそうですが、『麒麟がくる』でも主人公の光秀が家臣の報告から浅井の離反を察知し信長を説得したのでした。
その他の大河ドラマは
他には『国盗り物語』や『信長 KING OF ZIPANGU』では小豆袋を採用しなかったらしいのですが、私は『国盗り物語』は小学生の頃に見たので記憶に残っておらず、『信長 KING OF ZIPANGU』は見ていなかったのでわかりません。
1992年『信長 KING OF ZIPANGU』では秀吉を仲村トオルさんが、お市の方を鷲尾いさ子さんが演じられて、このふたりはその後私生活で結婚されています。秀吉とお市の方が結婚したんだ~と思った記憶があります。
竹中直人さん主演の『秀吉』では小豆袋が登場したらしいです。私は見ていませんけど。
近江国の千草(千種街道)超えでの信長狙撃
昨日の『豊臣兄弟!』では、信長のセリフで「六角に狙われたところを光秀が庇ってくれて光秀が負傷した」と岐阜への道中での六角義賢による狙撃について説明していました。
これは杉谷善住坊による狙撃ですね。善住坊がなぜ信長を狙撃したのかは諸説あり、『豊臣兄弟!』では『黄金の日日』と同じく六角義賢陰謀説を採用していました。
『豊臣兄弟!』の主演仲野太賀氏は本当に演技が上手いと思います。
池松壮亮氏もそうですが、若い頃からとにかく上手なのです。Tverで2010年の『コード・ブルー・ドクター・ヘリ緊急救命』を配信していたのですが、高校生役で出演していた仲野太賀さんの上手なこと。
彼は第6話限りの出演なのですが、私は以前見ていて号泣したことを覚えています。
またGRe4N BOYZ(元GReeeeN)の2011年「花唄」のプロモーションビデオにやはり高校生役で出演されているのですが、これまた実によい表情をされているのです。

