『麒麟がくる』から間髪入れずにNHK大河ドラマ『青天を衝け』が始まりました。
視聴率はなかなか良いらしいですね。
まだ子役からようやく吉沢亮さんに成長したばかり。
面白くなってくるのはこれからです。
登場人物も徳川慶喜あたりならわかるものの、あとはよくわかりません。
初回で子供時代の渋沢栄一が出会ったのが、投獄中の
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高島秋帆を演じる玉木宏さん
高島秋帆は寛政10年8月15日(1798年9月24日)生まれ。
渋沢栄一が天保11年2月13日(1840年3月16日)生まれですから、栄一より42歳年上ということになります。
吉沢亮さんより、42歳年上の高島秋帆を演じる玉木宏さん。ちょっと無理ある?
なぜ玉木宏さんがキャスティングされたんでしょうね。
『あさが来た』の脚本を書かれた大森美香さんが『青天を衝け』の脚本担当ですから、そのご縁でしょうか。
年齢は深く考えないということか?
明智光秀のような何百年も昔の人なら年齢がよくわからない場合もあるでしょうけど、幕末の人ですから、年齢をごまかす必要はないと思うのですが。
高島秋帆はなぜ投獄されていた?
高島秋帆は幕府から砲術の専門家として重用されていました。
阿部正弘からは「火技中興洋兵開基」と讃えられました。
幕名により江川英龍や下曽根信敦に様式砲術を伝授し、さらにその門人へと高島流砲術は広まりました。
しかし天保13(1842)年、長崎会所の長年にわたるずさんな運営の責任者として長崎奉行に逮捕・投獄されたのです。
ドラマでは、武蔵国・岡部藩の牢にいた時に幼少期の栄一と出会ったという設定になっていました。
そして嘉永6(1853)年、ペリー来航を機に赦免されて出獄します。
高島秋帆の活躍
それからは講武所砲術師範となって軍事の近代化に尽くします。
『青天を衝け』初回ではオランダ語を流暢に話していた高島秋帆。
門人に対する号令や軍事用語はすべてオランダ語でおこなっていたそうです。
ランドセル(背嚢=ランセル)、ハトロン紙(紙包火薬=パトロン)などが今でも外来語として日本に残っています。
高島秋帆、今まで大河ドラマはもちろん、あまり小説や映画にも出てこなかったような気がします。
みなもと太郎さんの漫画『風雲児たち』には登場しているらしいです。
渋沢栄一とはどう絡んでいくのでしょうか。
そんな高島秋帆は、明治を見ることなく、慶応2年1月14日(1866年2月28日)に亡くなります。
155年前の今日です。
『ファミリーヒストリー~大砲鋳造 無念の破壊~』
以前NHKの『ファミリーヒストリー』で賀来千香子さんの先祖について紹介されました。
賀来さんの先祖は、幕末の九州で民間初の鉄製大砲を作り上げた賀来家。
その快挙は全国にとどろいていました。
しかし突然、大砲を破壊し、製造を中止します。動乱の中、賀来家の思いとは異なる形で利用されたからです。
『青天を衝け』の高島秋帆と絡むような役に賀来千香子さんやその甥の賀来賢人さんが出演してくれたらおもしろいのになと思いました。大砲繋がりで(笑)
幕末、もしかしたら賀来家は本当に高島秋帆と繋がっていたのかもしれませんよ。
初めて『青天を衝け』についてブログを綴ってみました。
『麒麟がくる』のようなわけにはいきませんが、気がむいたら、こうやってたま~に語らせてください。