夜中にガサゴソという音がしました。
95歳の母がトイレにいったのだろうと思っていました。
ビニール袋のガサゴソという音がします。
「❓」
ゴミ箱に自分の使用済みリハパンでも捨てたのか?そのビニール袋の音か?
そのうちに玄関ドアを開けようとする音がしました。
あわてて飛び起きました。
深夜3時頃でしょうか。
「おかあさん!どこへ行くの!!!」
母は手にビニール袋を持っています。
ゴミ箱にセットしてあったビニール袋です。
母曰く
「私、頭がおかしくなっちゃって。道路にゴミを置いてきちゃったのよ。だから拾いにいこうと思って。」
母の話ですと、ゴミ(紙切れか布の切れ端らしいです)を道路に捨ててしまったので、申し訳ないので今からそれを拾いに外へ出ようとしたところだそうです。
私「ドアを開けて、ハナさんが外へ出たら大変でしょ。」
「アタチですか?」
私「おかあさんは、外出していないから、道路にゴミなんか捨ててないよ。大丈夫。」
母「私、頭がおかしくなっちゃって。」
私「頭おかしくなってないよ。夢をみてそれが現実とごっちゃになっただけだよ。」
母はパジャマ姿でビニール袋を手にして、靴を履いた格好でした。
異様な感じです💦
こんな夜中に95歳がパジャマ姿で外をウロウトしても人通りも少ないだろうし、誰も助けてくれないだろうな。
私の部屋が玄関横でよかったです。
母の脱走を防ぐことができました。ハナさんが脱走したらもっと大変だと思う(笑)
朝になると母は、夜中の脱走を少し覚えていましたが、もう現実の世界にちゃんと戻っていました。
母の脱走は過去もすべて未遂に終わっています。
身体がもっと元気な認知症高齢者なら、テキパキと簡単に脱走してしまうかもしれない。
病院や施設で、脱走しないように縛るところもあると聞きますが、それは無理もないかもしれないと思えてしまいます。
脱走を試みた夜中、母は何度か「私、頭がおかしくなっちゃって」と言っていました。
自分の考えと行動が通常ではないことを自覚してるんですよね。
喧嘩するとたまに「私は認知症なのよっ!そんなこと忘れたわよっ!」と開きなおりますけどね(笑)
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