暮らしと勉強、猫と一緒に~Bettyのブログ

実家の母を介護するために北海道から引っ越してきました。その介護も終わり、片づけと大学通信教育部の勉強と猫と。そんな雑記ブログです。当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

奈良岡朋子~俳優、75年の旅~

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役者としてはもちろんのこと、NHK大河ドラマ篤姫」や朝ドラ「おしん」などのナレーションでも心地よい語り口が素敵な奈良岡朋子さん。

奈良岡朋子さんは3月23日に亡くなりました。享年93。

映画「土を喰らう十二ヶ月」が遺作となりした。

ジュリー主演の「土を喰らう十二ヵ月」のお話は、また近いうちに。

私は若い頃に何度か奈良岡さんの舞台を見ました。

 

4月29日にNHKで「奈良岡朋子~俳優、75年の旅~」という番組で追悼していました。

 

奈良岡朋子さんは著名な洋画家を父にもち、ご自身も女子美術大学女子美術学校)で洋画科を専攻していらっしゃいます。

しかし、画家にはならずに、卒業と同時に劇団「民藝」に入り、後に代表も務めていらっしゃいます。

 

番組では12月の誕生日に、40歳歳の差カップルとして舞台で共演した岡本健一さんから花束をもらって、嬉しそうな姿をしている奈良岡さんの姿を映していました。

どちらかといえば男っぽいイメージの奈良岡さん。

若かった頃には、宇野重吉さんから「娘役を続けている間は結婚しないように。」と言われたそうです。

今ならパワハラ?(笑)

 

その命令を守ったわけではないでしょうけど、奈良岡さんは生涯独身でした。

セキュリティのしっかりした高級マンションに奈良岡さん、石井ふく子さん、京マチ子さん(2019年死去)、若尾文子さん(夫の黒川紀章氏が亡くなった後にマンションに引っ越してくる)の4人が暮らしていたそうです。

お互いの生活には立ち入らず、「ひとつ屋根の下」に仲間がいて、お互いに気にかけあう素敵なおひとりさま暮らしだったようです。

数年前「やすらぎのさと」がオンエアになった時はマスコミに「リアルやすらぎの郷」と話題になったそうです。

近すぎず、遠すぎず、気の合った友人と暮らす老後。

理想ですね。

石井ふく子さんは、私の母と同じ1926年生まれ。誕生日も数日しか違いません。

 

 
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番組では、奈良岡さんの舞台を見にいらしていたお兄様も映し出されていました。

奈良岡さんが昭和4年生まれですから、お兄様は昭和2年生まれくらいでしょうか。

お兄様の娘さん(奈良岡朋子さんの姪)である丹野郁弓さんは劇団「民藝」の演出家を務めていらっしゃいます。

石井ふく子さんといい、奈良岡朋子さんのお兄様といい、母とほとんど同じ年齢なのに、なんとしっかりしていらっしゃることか。

寝てばかりいるウチの母(・・;)