夏の終わりに義母が亡くなりました。
北海道の田舎で生まれて、ずっとそこで育ち、結婚後も地元で暮らしました。
行年92歳。
でも親戚の高齢者たちは「94歳だったね。」と数え年で年齢を記憶しています。
義母は、本当は5月生まれらしいので、満93歳のはずなのですが、5月は農繁期で忙しかったので、役所に出生届をだすことができず、ようやく12月になって提出しました。
だから誕生日は12月になってしまいました。
そんなことってあるの?
昔はよくあるみたいです。
違う親戚の叔父さんも「俺だってそうだよ~。本当の誕生日はねぇ...。」と語ってたもん。
義母は若い頃からの農作業のため、腰が弱っていました。
50代の頃から腰が曲がっていました。
外出もおぼつかなくなった80代から、地元の老人病院に入院しました。
その後施設に移りました。
施設では(義母の)甥っ子とその息子が働いており、また義母の妹(主人の叔母)も入所していました。
妹の方が先に逝ってしまいましたが。
義母に腫瘍が見つかったのが昨年の秋。
良性なのか悪性なのか、高齢のためその検査もままならず。
たぶん悪性だったのでしょう。
治療しないまま、冬には容態が芳しくなく、食事ができなくなってきたため、今年2月28日に病院に入院しました。
その後「今日か明日か」という状態が続き、半年後になくなったのです。
コロナ禍のため、施設でも病院でも面会がほとんどできなかったのが心残りです。
雨の日の昭和新山。雲が多い。
「義母の旅立ち」
このシリーズは何回か続きます。
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