ネットなどでよく取り上げられる「ゴミ屋敷」
高齢者であったり、引きこもりの男性であったり。
実は今、「ゴミをためてしまう女性」が増加しているそうです。
それも高齢ではない若い女性。
コロナ禍以降、在宅率の高まりや様々な理由(女性が自宅をゴミ屋敷にしてしまう背景には、ストーカーにゴミを見られているようで、ゴミを出すのが怖くなってしまったというのもあり)により自宅にゴミをためてしまう女性が増えているのだとか。
目次
女性のゴミ屋敷を女性スタッフが清掃する
めざましテレビでは清掃業者に密着していました。
依頼人の6割が女性だそうです。
ゴミ袋や段ボールが山積みになった家を女性スタッフが清掃するのです。
女性宅のゴミ屋敷清掃では女性スタッフが重宝されるそうです。
下着の片付けなど、きめ細やかな気遣いがその理由です。
30代女性のワンルームマンション
販売業に就く30代女性の独り暮らし宅(6畳1K)では、お化粧品や衣類、雑貨(中には新品のままの物も)が乱雑に散らかっており、それ以上にペットボトルやお弁当の空容器が山積みです。
仕事が忙しく、帰宅が深夜、朝ゴミ出しに行けなかったことが重なっての結果です。
給湯器を交換しなければならないという事情があり、工事業者が家に入る前に清掃業者へ部屋の清掃を依頼したそうです。
6年間にわたり、溜まり続けたゴミ撤去は4時間で完了しました。
お値段23万円(清掃代含む)。
50代女性の一軒家
戸建ての家で独り暮らしをする50代女性。
キッチンもリビングも物で埋め尽くされ、大きな蜘蛛の巣がある。
依頼人が子供の頃から住む実家です。
6年前にお父様が亡くなり1人暮らしになった頃から、片付ける気力がなくなったそうです。
夏になり虫が出てきて、清掃業者への依頼を決意しました。
女性スタッフは、依頼人の「残してほしい物リスト」を尊重し、丁寧に仕事をしていきます。
虫が多くでているのは、生ゴミが多かったから。
生ゴミは片っ端に捨てるにしても、それ以外の物は「捨てるのか捨てないのか」依頼人に確認しつつゴミを撤去していきます。
作業開始から7時間で、掃除完了。
リビングとキッチンで、42万円。
清掃のお値段
23万円に42万円。
スタッフさんのご苦労を思うと当然のお値段なのでしょう。
しかし。
特殊清掃ならともかく、ひたすら捨てるだけの片づけでのお値段だとしたら、私感覚ではこのお値段はもったいない。
私の経験
以前、長男が大学生だった頃、ワンルームに独り暮らしでした。
その部屋があまりにも汚くて、友達を呼べないというので、私がわざわざ北海道からやってきて、掃除を担いました。
男の子の部屋の片付けは楽なのです。
長男「全部捨ててくれ。」とのことでしたから。
散らかっている衣類は、洗濯をしてクローゼットにしまいました。
その他はペットボトルやお弁当空き容器、スナック菓子の袋などでしたから、分別して捨てていくだけ。
シロウトの私が数時間かけて、きれいにしました。
洗面所やトイレなどの掃除はちょっと苦労したけど。
女の子の部屋は衣類や雑貨が多く、また化粧品などもあり、「それは捨てないで」と言われることがしばしば。
ネイルなどの化粧品は捨て方も難しい。
男の子の部屋のように片っ端に捨てればいいというわけではないのです。
なので、片付けは女の子の部屋より男の子の部屋の方が楽です。
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以前西園フミコさんのエッセイ漫画『ゴミ屋敷住人の祖父母を介護した話』を読みました。
西園さんの御祖父母さん宅の清掃は2日間にわたり、ゴミはトラック7台分にも及び、費用は70万円ほどだったそうです。