野良猫さんシリーズ最終回です。
主人と義父の男ふたり暮らしの北海道の田舎町の家に野良猫さんが迷い込み、居候をはじめてしまいました。
当初、野良猫さんは二階で暮らしていたと思われますが、最終的にトイレとお風呂のあるスペースで生活していました。
なにしろ田舎の家ですから、広いのです。
このスペースで六畳くらいの広さがあります。
これに続く玄関ホールはこれまた三畳くらいの広さがあります。(もっと広いかも)
広いくせに脱衣所がないという謎の設計。
そしてこのスペースになぜかずっとミシンが置いてあるという謎の配置。(私が結婚した35年前からミシンはここにありました。)
階段を上ったら扉があり、この扉を閉めてしまえば、野良猫さんは二階の部屋へはいけません。
なのでこの六畳くらいのスペースに最後数日間は居住していました。
さっさと追い出せばいい・・・と思われるでしょうが、このスペースにはたくさんの物が置いてあります。
階段にも床にもミシンの上にも下にも。
ダンボールやら洋服やら日用雑貨品。
階段の下には洗濯機が設置されており、そこにも買い置きの洗剤などが山積みされています。
なので、野良猫さんはそれらのどこかに隠れており、姿を現しません。
主人は死なれたら困るとご飯やお水を用意しました。
最初よりキャットフードが豪華になってきています(笑)
「もう少しでお別れだからね、(追い出すってことでしょう)美味しいのを食べてほしくてさ。」
それなら飼おうよ(笑)
なんと野良猫さんは、バスタオルを入れてある脱衣籠をトイレに決めたようです。
なので主人はトイレまで買ってきました(笑)
もう飼おうよ😅
猫に関してはベテランだという、主人の従兄弟が助っ人にやってきてくれました。
その従兄弟は10匹ほどの猫を家やら庭やらで飼っています。(なにしろ田舎なもんでw)
従兄弟の誘導の元、玄関までの道すじを作ってくれて、めでたく(?)野良猫さんは外へ出て行きました。
12月の北海道。
外は雪なんだけどな。
越冬できるのかなぁ。
主人は猫に詳しくないのですが、従兄弟によると、たぶんその野良猫さんは人馴れしてないものの、根っからの野良猫ではなく、飼い猫の血筋ではないかということです。
見た感じ、少しシャム猫の血が混ざっているのではないかと。
残念ながら写真は撮れませんでしたけどね。
この話を聞いた長女(動物の保護にも少し携わっている)は「なぜ飼わないの!?」と怒り心頭でしたが、83歳の義父は喘息を持っており、猫との共同生活は難しいでしょう。
また猫を飼ったことのない主人に野良猫の飼育はできないと思います。
いったいいつどうやって野良猫さんが家の中に入り込んだのかは謎ですが、鳴き声に気がついた頃から考えると、一週間ほど居候していたのではないかと思います。
ちょうど急に寒くなってきた頃でしょうか。
野良猫さん、どうかどうかお元気で。