流行語大賞は「ふてほど」だそうですね。
私個人の意見として、てっきり流行語大賞は『虎に翼』の「はて?」かと思っていました。『虎に翼』ではお兄ちゃんの「俺にはわかる」の台詞も好きでした。
「ふてほど」とは、今年1~3月にTBSで放送したドラマ『不適切にもほどがある!』の略です。
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ドラマ『不適切にもほどがある!』
阿部サダヲさん主演のドラマ『不適切にもほどがある!』は確かに面白かった。
最初は見逃し配信で視聴していた私も、ハマりすぎて、リアルタイムで見たくて仕方なくて、ジムプログラムを調整して早く帰宅するようにしていたくらいです。
大好きなタイムスリップドラマですし、キラキラ輝いていたバブリーな1980年代の日本は懐かしかった。
面白い台詞がたくさんありましたが、私が好きだった台詞は最終回。
市郎(阿部サダヲ氏演)がキヨシに聞くのです。「そろそろスタバのマンゴーフラペチーノ飲みたくねいか?」そろそろ現代に戻らないか?という意味です。
中学生のキヨシは現代に生きづらさを感じて、1980年代にタイムスリップして毎日を楽しく過ごしていたのですが、少し間があって「飲みたい」と答えます。やはり現代に戻ることを希望したのですね。
昔が懐かしいけど、やっぱり現代がいい。
私もそう思います。
昭和より平成より令和が好きです。
今が1番いい。
純子(川合優実さん演)がキヨシを誘惑するような場面では、1980年代のドラマ『毎度おさわがせします』の中山美穂さんを思い出しました。
中山美穂さんのご冥福をお祈り申し上げます。
映画『あんのこと』
川合優実さんを『不適切にもほどがある!』で知った方が多いようですが、私はNHKドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』で知りました。
その後主演された映画『あんのこと』が公開されます。
この映画を先日U-NEXTで視聴しました。
川合優実さんはすごい。
佐藤二朗さんもぴったり。
母親役(毒親通り越えて鬼畜)の河井青葉さんがまたすごい。
でも内容があまりにハードなので、この作品を見るのであれば覚悟をもって視聴していただければと思います。
フィクションであれば、そこまでショックを受けないのですが、内容が一部をのぞいて実話なのです。
結末を知っているだけに、途中見ているのが辛くなりました。
『あんのこと』には『PLAN75』のスタッフが多く参加しています。
『PLAN75』もまた考えさせられる映画でした。
『あんのこと』を見ていて、自分の孫(1歳と3歳)がどうかこれから先幸せでありますようにと願わずにはいられませんでした。
主人公「あん」もそして「あん」が一時期預かる幼い隼人もあまりに不遇です。
隼人親子は映画の創作であると思われます。
それは現代ならでは…ということではなく、昔からそういった子供が表に出なかっただけで、今も昔も社会に存在していたということが怖い。
昔の方が幼いわが子を女郎屋などに売ってしまう親が多かったのですから。
街のどこかですれちがった親子がもしかしたらそうなのかもしれないのです。