母が先月転倒して、腰を強打し、1日中ほぼ寝たきりになりました。
乱れた掛け布団をなおそうとして布団を引っ張った時に、布団が重かったため、動かせずに手が離れてしりもちをついたのです。
これを機に、母は床に布団を敷いて寝るのをあきらめて、ベッドで寝るようになりました。
今まで、母は家の中で1番陽当たりのよい居間で布団を敷いて寝ていました。
今は隣りの部屋にあるベッドで寝ています。
ベッドのある部屋は、居間に隣接しています。
元和室でしたが、1年前にリフォームしてフローリングにしたのです。
居間のすぐ隣りの部屋なのですが、母は寝て起きると寝ぼけることがあり、自分がどこにいるのかわからなくなることがあります。
施設にショートスティしていると勘違いするのです。
一昨日、母は夕飯を食べた後ひと眠りしたらしく、夜8時頃目が覚めて「ねぇ、トイレはどこ?」と言い出しました。
ショートスティしていると勘違いしているのだなと思い、私「こっちだよ。トイレしたいの?」と促して、母の手をひいてトイレまで一緒に行き、トイレをさせました。
で、またベッドに戻って10分もすると「ねぇ、トイレはどこ?」と言い出します。
ふざけてるんじゃないかと思っちゃいますよね(笑)
「腰が痛い」と言って、1日中寝てばかりいますから、少し運動をさせた方がいいと思って、またトイレに連れていきます。
そしてベッドに戻ってまた10分後。「トイレはどこ?」
しばらくこの繰り返し(笑)
運動だと思って、何度か付き合っているうちに、9時頃に長女が仕事から帰ってきて、ちょっと話をしているうちにうやむやになって、トイレのことは忘れたようです。
母、朝になったら、ちゃんとトイレの場所わかってましたよ(笑)
よかった、よかった。
高齢者は、引っ越しはもちろん、家の中の家具の位置がかわっただけで、認知が進むという話を聞いたことがあります。
私が2年半前にこの家で同居してから、古い家具や着物をすぐにでも捨ててしまいたいのをグッとこらえて、捨て活をゆっくりゆっくり進めていたのはそれが理由です。
母が長年馴染んでいた家具をポイポイ捨ててしまうことで、母の脳に悪影響を及ぼすかもしれないと思ったのです。
2年半たった今では、捨て活と片づけとリフォームを繰り返し、昔の家具ほとんどありませんけど(笑)
今回は、寝る部屋が変わったため混乱したのかもしれません。
布団で寝ていた自分がベッドで寝ていたので、施設でショートスティをしていると勘違いしたのかもしれません。ショートスティの時はいつもベッドですから。
認知進んだかな・・・と心配になり、いくつか質問してみました。
自分の名前も私の名前もフルネームで言えました。
ここがどこなのかもちゃんと言えました。番地までは言えないけど💦
私「猫の名は?」
母「ハナちゃんよ。私がつけたの。」
ネコ子ちゃんの名前、母の独断で「ハナコ」に改名されちゃったのよね(笑)
母の脳内にそれはしっかりインプットされているようです。
「アタチ、いつのまにかハナって名前に慣れてきたわ。」
ネコ子ちゃん、朝の陽ざしを浴びるの大好き☀